寝かしつけで絵本が傷む?夜に強い絵本と読み方の工夫まとめ

「寝る前の絵本タイム、子どもも私も楽しみにしてるけど…またページがビリッと破けた!」 そんな経験、ありませんか?
毎日の寝かしつけに絵本は欠かせない存在。
とは言え、ゴロゴロしながら読んだり、ウトウトした手で引っ張ったり… 気づけば表紙が折れ、ページがゆがみ「がっかり・・・」というママ・パパも多いはずです。
絵本のダメージ、意外と“寝る前”が多い?
子どもが眠くて手元が雑になる
暗がりで無理にページをめくろうとする
眠っている間に寝返りで絵本をぐしゃっ…
読みながらそのまま寝落ちしてしまい、絵本が敷かれたまま朝を迎える など、「夜の読み聞かせ」だからこそ起こりやすい絵本トラブルって、実はたくさんあるんです。
大切な絵本だから、長くきれいに読んであげたい
お気に入りの絵本が破れてしまうと、がっかりするのは子どもも同じ。
「もうこの本、読めないの?」と悲しむ姿を見ると、親としても胸が痛みますよね。
この記事では、 夜の読み聞かせに強い“丈夫な絵本”の選び方と、 寝かしつけ中に絵本を傷めないための工夫や読み方のコツを詳しくご紹介します。
絵本との時間は、親子にとってかけがえのない宝物。 少しの工夫で、絵本をもっと長く、楽しく付き合っていきましょう。
- 絵本のダメージ、意外と“寝る前”が多い?
- 大切な絵本だから、長くきれいに読んであげたい
- なぜ寝かしつけ中に絵本が傷むのか?
- 夜に強い!寝かしつけにおすすめの“丈夫な絵本”5選
- 絵本を傷めないための読み聞かせ工夫術
- まとめ|絵本を長く楽しむために、ちょっとの工夫を
なぜ寝かしつけ中に絵本が傷むのか?
寝る前の読み聞かせタイムは、親子にとって心を落ち着ける大切な時間。
ですが、実は絵本にとってはダメージを受けやすい時間帯でもあります。
なぜ寝かしつけ中に絵本が破れたり、曲がったりしてしまうのでしょうか? その原因を詳しく見ていきましょう。
原因1:子どもが眠くて動きが雑になりがち
眠気と戦いながら絵本を読んでいると、 ページを勢いよくめくってしまう
指でぐいっと引っ張る
表紙に体重をかけてしまう
といった行動をとりがちです。
特に1〜3歳の幼児期は、力加減がまだ未熟なため、破損のリスクが高いタイミングです。
原因2:暗がりの中で見えにくい&姿勢が不安定
寝室の照明は暗めが基本。
その中で絵本を読むと、 親がページの綴じ部分をうまく押さえられない
子どもが手探りで絵本に触れてしまう
ゴロンと寝転がった状態で、体の下に本が入り込む などの要因で、絵本がぐしゃっとなる・折れる・ページが外れることが起こりやすくなります。
原因3:そのまま寝落ちして絵本を放置
「子どもが寝た…一緒に寝ちゃおう…」 これは誰にでもある幸せな寝落ちですが、 その結果、絵本が布団の下に敷かれたまま朝を迎えることも。
絵本の折れ、ゆがみ、寝汗でページが波打つ、変色する こうしたトラブルも、「夜ならでは」のリスクです。
寝る前の絵本時間は、楽しいからこそ思わぬ形で絵本に負担がかかってしまいがち。
このあと紹介する「夜に強い絵本選び」や「傷みにくい読み方の工夫」で、そのリスクをぐっと減らすことができます!
夜に強い!寝かしつけにおすすめの“丈夫な絵本”5選
絵本を長く楽しむためには、破れにくく・折れにくく・扱いやすい素材や仕様の絵本を選ぶことがポイントです。
ここでは、寝かしつけの時間帯にも安心して読める“丈夫な絵本”を5冊ご紹介します。
1. 『じゃあじゃあびりびり』 まついのりこ(偕成社)
タイプ:ボードブック(厚紙)/0歳〜2歳向け
擬音語が楽しく、赤ちゃんが食いつく名作
丈夫な厚紙素材で、曲がったり破れたりしにくい
小さめサイズで寝ながらでも読みやすい
まだ手加減が難しい年齢の子にも安心。
初めての寝る前絵本としても人気です。
2. 『いないいないばあ』 松谷みよ子・瀬川康男(童心社)
タイプ:厚紙/0歳〜3歳向け
世代を超えて読まれているベストセラー
繰り返しの構成が心地よく、寝る前の読み聞かせにぴったり
シンプルな構造でページもめくりやすく、耐久性◎
読むリズムが生まれやすく、子どもも安心して寝入っていける1冊。
3. 『ふわふわだあれ?』(学研ステイフル)
タイプ:布絵本(洗濯OK)/0歳〜2歳向け
布でできた絵本だから、踏んでも噛んでも破れない
手触りが楽しく、安心して寝かしつけにも使用可能
ベビーベッドに取りつけられるループ付き
寝落ちしても安心。読み聞かせからそのままおやすみモードに入れるやさしい素材。
4. 『おつきさまこんばんは』 林明子(福音館書店)
タイプ:ボードブック/0歳〜3歳向け
夜の静かな雰囲気にぴったりな寝かしつけ定番絵本
ボードブック版なら厚手で破れにくく、寝室でも安心
ゆったりした展開で、眠気を誘う構成 表情豊かなお月さまに、子どもが自然と引き込まれていきます。
5. 『ねないこだれだ』 せなけいこ(福音館書店)
タイプ:ボードブック/2歳〜4歳向け
子どもに大人気の夜のおばけシリーズ
遊び心のある内容で、読み聞かせが盛り上がる
厚紙仕様でめくりやすく、破れにくい
「ねんねしないとおばけが来るよ〜」というセリフが寝かしつけに効果的(※笑いながら読んでください)。
「破れにくい素材」×「寝かしつけに合う内容」 この2つを意識して選ぶと、夜の絵本タイムがもっと快適で穏やかなものになります。
絵本を傷めないための読み聞かせ工夫術
どんなに丈夫な絵本を選んでも、扱い方によってはやっぱり破損のリスクはあります。
ここでは、寝かしつけ中に絵本を傷めにくくするための具体的な工夫をいくつかご紹介します。
ベッドの中で読まない“プレ寝かしつけスタイル”にする
布団やベッドの上で絵本を読むと、どうしても絵本が体の下敷きになりやすくなります。
そのため、寝室に行く前に明るいリビングや子ども部屋で読み聞かせをするスタイルがおすすめです。
「絵本を読んだら、おふとんに行こうね」と流れを決める
読み終えたら絵本は片づける
本の劣化を防げる&寝つきもよくなる 生活リズムとしても整いやすく、「寝る前ルーティン」にしやすい方法です。
読んでいる間は絵本を親が持つ
子どもに絵本を渡すと、めくったり引っ張ったりして破れる原因になりやすいため、 読み聞かせ中は基本的に大人が絵本を持つのがベターです。
どうしても触りたがる子には、手を添える形で共同読みに
破れやすいページ(薄紙絵本)は特に注意!
「絵本は一緒に読むもの」というルールづけにもつながります。
読書ライトを使って、無理なくページがめくれる環境に
薄暗い部屋で読もうとすると、力の入れどころがわからず不自然なめくり方で絵本を傷めてしまうことがあります。
手元を照らす読書ライトがあれば、ページが見やすく、スムーズに読み進められて絵本への負担も軽減されます。
LEDのやさしい光&明るさ調整できるものがおすすめです。
寝落ちしそうな日は“布絵本”に切り替えるのも手
「今日は子どもも自分も眠気MAX…」という日は、 あらかじめ布絵本やボードブックに切り替えておくのも◎。
誤って踏んでも破れず、翌朝絵本がぐしゃぐしゃ…という事態を防げます。
読み終えたらすぐに片づける場所を決めておく
寝室の隅に“読み終えた絵本置き場”を作る
子どもが寝たら静かに片づけておく 翌朝、別の本を選んでから入室するようにする
小さな習慣をつけるだけでも、絵本の持ちが大きく変わります。
「どうせまた破れるし…」とあきらめる前に、 絵本の扱い方をほんの少し工夫するだけで、お気に入りを長く楽しむことができるんです。
まとめ|絵本を長く楽しむために、ちょっとの工夫を
寝る前の絵本タイムは、子どもの心を落ち着かせ、親子の絆を育む大切な時間。
しかし、「また破れた」「ページがぐしゃぐしゃ…」とがっかりすることも少なくありません。
そんな悩みも、絵本選びの工夫+読み聞かせスタイルの見直しで、ぐっと減らすことができます。
丈夫な絵本を選ぶことは、親も子も笑顔になれる第一歩
ボードブックや布絵本など、素材にこだわった絵本を選ぶ
寝かしつけに合う静かなストーリー・リズムのある絵本を選ぶ
万が一破れても、補修できる安心感を持っておく
「読む場所・読み方」を少し変えるだけで絵本が長持ち
寝室ではなく、プレ寝かしつけの時間に読む
読書ライトを使って読みやすい環境を整える
子どもが寝たらすぐに片づける習慣をつける
無理に全部を変える必要はありません。
「絵本を大切にする」という意識を、日々の中に少しずつ取り入れていくことが大切です。
絵本は“消耗品”ではなく、思い出の品になる
お気に入りの絵本が長く手元に残れば、 子どもが成長したあとも、「これ、よく読んでもらってたな」と思い出す宝物になります。
破れたページも、折れた角も、その時期の証。
大切に読めば、もっと長く楽しめる―― そのために、今日からできることを始めてみましょう。
寝かしつけタイムの絵本が、 親子にとって、もっと心地よく、もっと幸せな時間になりますように。