絵本しかない本棚

こどもから大人までつい手にとってしまいたくなるような絵本の魅力をお伝えします。

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触って遊ぶ!指でなぞる絵本の魅力と人気シリーズを年齢別に紹介


絵本といえば「読む」もの。
けれど、最近注目を集めているのが、“読む+触って遊ぶ”ことを目的とした「指でなぞる絵本」です。
表面に凹凸や溝があったり、指先でなぞるガイドラインが組み込まれていたりと、ただページをめくるだけではない体験ができるのが特徴。
まるで遊びながら絵本を読むような感覚で、乳幼児期の子どもたちに大人気です。

 

 

視覚・触覚・運動感覚を同時に刺激する新しい絵本

このタイプの絵本は、目で見て楽しむだけでなく、 指で線や形をなぞる 表面の素材を触って感触を楽しむ 音が出たり、動かせたりするものもある など、「五感を使って遊ぶ」ことが意識された作りになっています。

早ければ0歳から楽しめる!

「まだ字も読めないし、絵本は早いかも…」と思いがちな時期でも、 この“触って遊べる絵本”なら、指先を使って遊びながら自然と絵本に親しむことができます。
絵本の世界に「指を使って入っていける」―― それが、「指でなぞる絵本」が支持されている理由のひとつ。
本記事ではその魅力と、年齢別におすすめのシリーズを詳しくご紹介していきます。

指でなぞる絵本の魅力とは?

「指でなぞる絵本」は、視覚・触覚・運動を組み合わせた体験型の絵本。
見て、触って、なぞって遊ぶことで、子どもの脳と身体、そして心の発達にさまざまな効果があります。

ここでは、具体的にどんな魅力があるのかを3つの視点からご紹介します。

指先を使うことで脳が活性化する

指先は「第二の脳」とも言われるほど、脳の発達に密接に関係している部位です。
なぞる動作は、触覚・運動神経・空間認識などをフル活用 手を動かすことで、言語や思考の発達にもよい刺激となります。

小さな子どもでも夢中になりやすい動きで
触る→動かす→感じる→考える…という一連の流れが、子どもの「考える力」の芽を育てます。

絵本を「見るだけ」から「体験する」へ

普通の絵本は「目で見る」「耳で聞く」がメインですが、なぞる絵本は絵本に参加する体験ができます。

キャラクターの道をなぞる
お手本通りに線をなぞってみる
指の動きと物語が連動するような仕掛け

子どもにとっては「絵本=遊び」になり、飽きにくく、“自分でできた!”という満足感も得やすいのが特徴です。

集中力・形の認識・手先の器用さが育つ

なぞる動作は、ただの遊びではなく、次のような力を自然に養ってくれます。

形や文字の「輪郭を理解する力」 一定のリズムで動かす
「集中力」 指を細かく動かす
「巧緻性(こうちせい)」=手先の器用さ

これらは将来の「鉛筆を持つ」「文字を書く」「工作をする」といった力の土台になります。
「ただ読んで終わり」ではなく、「何度も指を使って楽しむ」ことで、絵本がもっと身近で、意味ある遊びに変わる―― それが、指でなぞる絵本の最大の魅力です。

年齢別|指でなぞる絵本の選び方と楽しみ方

「指でなぞる絵本」は、年齢によって楽しみ方も育つ力も大きく変わります。
この章では、各発達段階においてどんな絵本を選ぶとよいか、選び方のポイントと一緒にご紹介します。

【0〜1歳】“触って楽しい”が第一優先

この時期の赤ちゃんは、視覚・触覚への刺激に敏感です。
「なぞる」というよりは、まずさわることで絵本に親しむ体験が大切。

選ぶときのポイント:
 表紙・ページともに厚くて丈夫(ボードブックタイプ)
 凹凸・布・ざらざら・つるつるなど感触に変化がある
 鮮やかな色・シンプルな絵柄で視覚的にも楽しい

 触覚あそびの延長として絵本を好きになってもらうのが目的です。

【1〜2歳】“なぞる動き”と“ストーリー”の両立を意識

この時期は、指の力やコントロールがついてきて、簡単ななぞり動作が可能に。
「〇〇してみよう!」という言葉への反応も良くなります。

選ぶときのポイント:
 溝や道などが指でなぞれる構造になっている
 短くてもストーリー性がある(遊びに意味づけができる)
 擬音や繰り返し表現が多いと楽しみやすい

「読む」と「動かす」を組み合わせる体験が、絵本の魅力をぐっと広げてくれます。

【3歳〜】“なぞって学ぶ”知育絵本も視野に

この年齢になると、「書く」準備として運筆や形の理解が育ちます。
なぞる絵本は、遊びながら学ぶ“はじめての文字・数字”にぴったりです。

選ぶときのポイント:
 文字や数字を指でなぞる構成
 なぞり方に順序やリズムがあると学習効果アップ
 できた達成感を感じられる内容(スタンプや繰り返しも◎)

文字や形への興味を深め、「書きたい・読めるようになりたい」意欲を自然に引き出せます。

子どもの“今の発達”に合わせた絵本を選ぶことで、遊びも学びもぐっと広がります。

「ちゃんと読まなきゃ」ではなく、「いっしょにさわって楽しもうね」が合言葉です。

指でなぞる絵本おすすめ3選

ここでは、実際に人気のある「指でなぞって遊べる絵本」を厳選してご紹介します。

 『くもんのすくすくノート ファースト』シリーズ|くもん出版

対象年齢:2〜4歳

特徴: 
 ・線・数字・ひらがなをなぞる練習ができる知育絵本
 ・太くて見やすい線を、指でなぞって遊べるワーク型
 ・「ゆびでなぞる → 鉛筆でなぞる」へ移行しやすい構成
 ・イラストがかわいく、飽きずに集中できる

遊びながら運筆の基礎を育てたい人におすすめ!

『ゆびでなぞる!あいうえお でんしゃ』|交通新聞社

対象年齢:1〜3歳
特徴:
 ・でこぼこのレールを指でたどりながら電車ごっこができる
 ・指でなぞるレールがページごとに展開される構造
 ・擬音語(「ガタンゴトン」など)と連動して楽しく遊べる
 ・電車好きな子には鉄板の人気

ごっこ遊び×なぞり体験の“しかけ絵本”として大人気。

なぞって たどって ゆびあそぶっく つつつつつー|ひかりのくに

対象年齢:0〜2歳
特徴:
 ・象の鼻やリンゴの皮がしゅるしゅると伸びる見た目の楽しい絵本 
 ・つい指でたどりたくなるような楽しいページ構成
 ・丈夫なボードブック仕様で破れにくい
 ・「ぐるんぐるん」「しゅるしゅる」など擬音語も多く、親子で楽しめる一冊です。

感覚遊びにぴったりではじめての触る絵本として人気を集めています。出産祝いにも◎

指でなぞる絵本を選ぶときのポイント

種類が豊富な「指でなぞる絵本」。
どれも魅力的に見えるけれど、いざ選ぶとなると「何を基準にすればいいの?」と迷う方も多いはずです。
ここでは、安全性・使いやすさ・発達段階の3つの観点から、選ぶときにチェックしておきたいポイントをご紹介します。

安全性(素材・角・厚み)

特に0〜2歳の子どもは、絵本を口に入れたり、強く引っ張ったりすることもあります。

だからこそ、絵本の「つくり」自体が安心かどうかをチェックしましょう。

厚手のボードブック仕様になっているか(破れにくい)
角が丸く処理されているか(ケガ防止)
なぞる部分にトゲ・鋭さがないか
舐めても安心な素材・塗料を使用しているか

見た目より“触れる安全性”が最優先です。

なぞりやすさ(動きやすい構造かどうか)

せっかくなぞって遊ぶ絵本でも、動きにくかったり、溝が浅すぎたりすると、子どもが飽きてしまいます。

指がスムーズに動く「深さ・幅」の溝があるか
くねくね道より、はじめは「直線・カーブ」など単純な動きがしやすい
右利き・左利きどちらでも楽しめる構造か

 

指が気持ちよくすべる感覚があると、何度でもなぞりたくなる=繰り返し遊べるポイントになります。

年齢や発達に合ったテーマ選び

「少し難しすぎた」「簡単すぎてすぐ飽きた」…とならないためには、子どもの年齢や興味に合った絵本を選ぶのが大切です。

【0〜1歳】:感触遊び、色や形の認識
【1〜2歳】:道なぞり、動物や乗り物でごっこ遊び
【3歳〜】:文字や数字のなぞり、簡単なワークブック形式

年齢+「今どんなことに興味を持っているか?」という視点で選ぶと、絵本との相性がぐっと良くなります。

 

絵本は“道具”ではなく“体験”。
だからこそ、子どもにとって 「気持ちよく触れる・楽しく動かせる」1冊を選ぶことが、絵本好きの第一歩につながります。

まとめ|“なぞる”ことで広がる絵本の世界

指でなぞる絵本は、「見る」「読む」だけだった絵本体験を、“触る”“遊ぶ”という新しい体験に広げてくれる存在です。

なぞることで「感じる→考える」力が育つ

指を動かすことで脳が刺激され、思考・言葉・運動の発達をサポート。
「できた!」「なぞれた!」という成功体験が、自信や集中力につながります。
繰り返し遊ぶうちに、自然と形や文字を覚えていく 読むだけでなく、“体験する絵本”だからこそ、子どもたちの興味をぐっと引き出せるのです。

「触れること」が、親子のコミュニケーションにも

一緒にページをめくって、指をなぞって、「どこ行くのかな?」「上手になぞれたね!」と声をかける―― そんなやりとりは、ただの遊びを超えた豊かな親子の時間にもなります。

0歳なら“触感遊び”から 1〜2歳なら“ごっこ遊び・追いかけ遊び” 3歳以降なら“文字や数をなぞって学びへ” 子どもの発達や興味に合わせて、無理なく楽しく「なぞる絵本」を取り入れてみてください。
絵本は読むだけじゃない。

触って、なぞって、楽しんで。
ぜひ、今日からあなたのおうちの絵本棚にも1冊取り入れてみてくださいね。